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入院中の心のささえ

 熱でフラフラな状態で準備したにもかかわらず、荷物にノーパソを持っていったのは自分を褒めたい。コロナ患者は最上階で完全に隔離された病室だったので、wifiつないでU-NEXT見てた。  ダニエル・ブリュールのカミンスキーなんちゃらというすごいつまんない作品を視聴してプンスカ怒っていたらその夜に悪化。ダニエルのたたりか。嘘。 その後に病状が悪化してからは海外のネットラジオで静かなノイズ系やエレクトロ、50〜60'sブラジルとブリテイッシュロックをずっと聴いてた。というか起き上がれないので寝たままでラジオ聴くしかできなかったよ、NTSとRadiooooありがとうありがとおおおおう!しかし入院中にチャーリー・ワッツとリー・ペリーが亡くなったのはガックリきたな。 寂しいときの心のささえは音楽。楽しいときもいつもね。 パソコンではカエターノのクリスマスのライヴ配信をまた見た。 眠れなくてヴァージニア・ウルフ 「幕間」(新訳の方)を明け方に読み終わったときの寂しさと充実感。開けられない窓から見える高速を走るトラックも少なくなる時間帯。死が身近にあるときだったのでシンクロした気持ちになったのかも。ウルフのエッセイは好きなのに小説はちょっと…だった苦手意識も消えた。とても良かった。 あとはこれもちょっと苦手だったジョン・レノンのジェラス・ガイがラジオで流れてきて「あれこんなにいい曲だったっけ? 」と驚いた。サウンドもだけど詞がスーッと染み込むように自分には感じられるときがあるじゃん?(まあ普段は滅多にないけど)個人的だけどささやかな奇跡が起こるとき、それだった。(ジョンには悪いけどブライアン・フェリーその他のカバーのせいで印象悪くなってたのかも…)(やっきもちやっきのぉ〜男がいるよ〜) 他にも色々あるけど闘病記のほうに書く。      
 この夏に家族がコロナ陽性になり、その看病をしていた私自身も感染した顛末と感じた事を書きます。  私自身が2021年8月の事を忘れないように、そして見知らぬ誰かの参考に少しでもなればと思います。 一個人の記憶と感想ですので、記憶違いや不正確な部分はあると思いますが、予めご了承下さい。 濃厚接触者 日本がコロナ感染対策そっちのけで狂乱オリンピックパラリンピックに興じていた8月、自粛ムードも限界なのか気持ちが緩んだのか、それならこっちもフェスシーズンだとライブ やイベントが増えつつある時期にフリーランスのつれあいにもいくつか仕事が来た。   8月3日の夜に咳はあるが熱はなし、いつもの扁桃腺の腫れだろうと翌日かかりつけの耳鼻科に電話すると「まずは発熱外来で診察してくるように。」との指示。 近所の医院でPCR検査して結果は陽性。 とりあえず関係各所に連絡して直近のイベントは中止になり、私も濃厚接触者ということで指定の場所 までPCR検査を受けに行く。このとき電話で保健所から「場所を口外しないように。」とのお達し。 翌日に電話で陰性とのこと、絶対に自分でも感染したと思ってたので(だって爆発的にウイルス撒き散らしている期間に同じ部屋で寝てた)拍子抜け。  こうなったからには、少しでも早く良くなるように看病しようと思った。  しかし後から考えるとこれが素人の看病と隔離だったのだ。     37度以上四日間って!? 発熱外来でもらった解熱剤はたったの5錠で、ドラッグストアでは軒並みタイレノール売り切れ。 代わりのナロンはあまり効かないなど、初っ端から解熱剤獲得に奔走。 パルスオキシメーターは知人がすぐに持ってきてくれたのは本当に助かった。保健所が持ってきたのは五日後 ...。しかもなんの手違いでそうなるのか1週間後にもまたきた。保健所のグダグダぷりに呆れを通り越してなんだか怖くなる。   そして私はというとなるべく患者と接触しないように基本的にスマホのメッセージ機能で会話し、おかゆをチンして麦茶とポカリスエット(粉末)を作り冷蔵庫で冷やし、またドアノブとスイッチとトイレと洗面所を消毒して、冷えたアイスノンと交換に温くなったアイスノンと氷嚢数個と保冷剤を洗剤で洗って冷蔵庫で冷やしておく。一日中エンドレス消毒。あ〜しんど。 今から考えると、他国のようにちゃんと陽性者向けの施設があって隔